【DAW音楽制作】Studio One使用方法~管理人がよく使うショートカット・ファンクションキー・その他設定や機能の紹介
| 更新: 2024/07/27 | 2969文字

今回は音楽制作用DAWソフト『Studio One』について、当サイト管理人がよく使っているショートカット・ファンクションキー・その他設定や機能をご紹介します。管理人は最近web系のお仕事がメインになってきている感じはありますが、イベントM3前期間はアレンジお仕事受け付けたりしています。そういうときにあると、作業効率が良くなる気がします。 さっそく確認していきましょう。
*管理人の環境はStudio One version5.5でした。バージョンによって表示や挙動が変わっている場合があります。
定番なショートカットについて
メニューの『ファイル』や『編集』を見ていただくと良いんですが、他のPCアプリケーションでも使うような定番ショートカットがあります。
よく使うのは『カット(Ctrl+X)』『コピー(Ctrl+C)』『ペースト(Ctrl+V)』あたりでしょうか。
このほか『ファイル保存(Ctrl+S)』あたりも使うかも。10分とか5分ごとのオートセーブはバックアップ用にして、基本はきっちり同名ファイル保存という感じでしょうか。(大きく構成が変わる場合は、バージョン違いとして、ver〇〇を後ろにつけたりします)
ファンクション(F〇〇キー)関連
Studio Oneの基本画面はこんな感じで、トラック一覧が並んでいます。
音量やミュート/ソロ再生、トラック名などは確認・操作できますが、細かい編集は他ウィンドウを開いて行います。ファンクションキー(F〇〇)でサクッと開けると、いちいちメニュー部分までいかなくて良いため、効率が良くなります。
エディターウィンドウ表示(F2キー)
音符データを入力したり、ベロシティ・ペダルon/off・オートメーションなど操作するウィンドウ。これはF2キーで出ます。
ミックス用コンソールウィンドウ表示(F3キー)
ミキサー的に使えるコンソール。ボリューム調整の他、エフェクトを挿したりするのにも使います。これはF3キーで。後述のブラウザ表示も組み合わせて使います。
インストルメント/エフェクト等のブラウザ表示(F5キー)
エフェクトやインストルメントを探すときのウィンドウはF5キーで。ミックス用コンソールやエディターと併用することが多い気がします。メーカーごとに探せるのもポイント高し。
なお、F6キーを押した場合はインストルメントタブ選択状態・F7を押した場合はエフェクトタブ選択状態、のように挙動が変わります。
エディター関連で使いそうな機能
ノート選択、または入力時に音を鳴らす
必須かどうかは知りませんが、選択・入力時に音を鳴らして確認したい場合の設定。トラックの横についている『ノートを試聴』にチェックを入れておきます。個人的には、合った方がわかりやすいと思います。
時間経過での音色変化を入れたい→オートメーション追加
例えば、『1小節進む間に、ボリュームやカットオフ周波数が上がって、音色が目立ってくる』みたいなのをやりたいとき。デフォルト状態ではベロシティやモジュレーションなどのmidi関連コントロールしか表示されていませんが、ここにアサインしたインストルメントのコントロールを追加できます。
ちょっと小さくてわかりにくいんですが『…』の部分をクリックすると、オートメーション追加ウィンドウが出てきます。ここで任意のものを選択して追加。画像のトラックにはxpand2がアサインされているため、『アタック・ディケイ・リリース・マスターボリューム・カットオフ』などのほか『edit1~6ノブ』も表示されています。たいていのパラメータは、これでコントロール可能です。
オートメーション入力データのコピー&ペースト
例えば『2小節の最初からマスターボリュームが下がる・そのマスターボリュームの量をコピーしたい』などの場合は、ちょっと特殊ですが以下のようにします。
開始したい位置にカーソル合わせて、グラフの下方向からドラックしてコピーします。上方向からおこなうと、トリムのアイコンが出て挙動が変わります。ペーストは貼り付けたい位置にカーソルを合わせて行います。
マーカーをつける
DAWはどのソフトでも、マーカーをつけて、自分がどこのセクションを編集してるかわかりやすくするのが定番です。Studio Oneだと、デフォルトでは表示されていないので、home画面で上記のようにして、表示・入力を行っておきます。三本線みたいなアイコンをクリックしてメニューを出し、マーカーにチェックを入れて表示。あとはつけたい位置に移動して+ボタン、という流れです。
設定しておいた場合、エディターウィンドウでもマーカー表示が可能になります。エディター内にマーカー追加ボタンは無いようですね。
マーカー間のカーソル移動(Shift+Nで次マーカー・Shift+Bで前マーカー)
例えば、上記のようなマーカーをつけた楽曲データがあって、マーカー位置に移動したい場合は、普通にカーソル移動するほか、ショートカットでのマーカー移動ができます。
上の画像から『Shift+N』で移動した場合・・
次の『int-main』マーカー位置にカーソルが移動します。前のマーカーに戻るときは『Shift+B』で戻ることができます。
16分音符などで、きっちり入力や移動を合わせたい場合→クオンタイズとスナップ
マウスなどで音符をステップ入力するとき、きっちりタイミングを合わせたい場合もあるかもしれません。その場合は、管理人は以下のようにして行っています。 例えば『16分音符で、きっちり入力や移動を合わせたい』という場合。
エディターウィンドウ上部で、クオンタイズ:16分音符、タイムベース:小節→クオンタイズのように設定し・・
スナップをクオンタイズ→グリッドにスナップに設定しました。
上記の設定だと、入力やカーソル位置・移動がスナップして16分音符ジャストで合うようになります。
また、『スナップを解除』することにより、16分ジャストとかでない微妙な位置などにも移動できるようになります。
あとがき・まとめ
- ファンクションキー表示や一般ショートカットのほか、Shiftキーでマーカー間のカーソル移動もある
- オートメーション関連の操作も押さえておくとよい
- グリッドスナップは3連など他の種類の音符でも使えるようにしておくとよい
まとめると、こんなところでしょうか。地味めな内容が多かったんですが、上手く使うと作業の効率化につながっていくと思います。
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