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【kontakt】Native Accessを使って、音源ライブラリを任意のフォルダに移動する方法

更新: 2025/02/28 2686文字

今回は音楽コンテンツ事業部の話題で、『kontaktの音源ライブラリを任意のフォルダに移動する』というのを行ってみます。全部デフォルト位置に入れるのはラクだけど、任意の位置に入れたほうが都合がよいときもあります。早速方法を確認していきましょう。

kontakt音源ライブラリを任意のフォルダに移動したい場合~Cドライブが少ない時など

OSが入っているCドライブに余裕があるときはいいんですけど、管理人が最近新しくしたPCでは『SSDで128GB』と、少なめでした。読み込み速度は速いんですけど、あまり考えずに使うとすぐ埋まってしまいそう。

最近のDAW用音源ライブラリでは、サイズが数十~数百GBというのはざらにあるので、すぐ容量オーバーになります。こういうときは、任意の場所にインストールできると便利ですよね。

今回使うソフト~Native Instruments『Native Access』

kontakt音源ライブラリということなので、同じNative Instruments社が出している管理ツール『Native Access』を使ってみます。てか最近のkontaktユーザーは、ほとんどコレを使っているのではないでしょうか。

ダウンロード、ライセンスのアクティベート、アップデートなどを一括で管理してくれる便利なツールです。これがない時代のKomplete(バンドル版の名前)って、DVDが12枚くらいついてきてインストールがすごくめんどくさかったです(笑)

1:Native Accessで任意のライブラリをダウンロードし、パスを調べて移動する

では早速やってみましょう。scarbee MM-bassという、エレキベースの音が出るライブラリを移動してみましょうか。まずはNative Accessで普通にインストールした後、Installation Pathsを確認します(…のアイコン)。だいたいCドライブの余計なとこに入っていて、気づかないうちに圧迫するんですよね(笑)

『Users/Public/Documents/』内にインストールされていました。このフォルダ、管理人はあまりつかいませんね~。

Cドライブが少ないのに、こんな感じでどんどん入っていくので、容量が圧迫されます。このscarbee MM-bassのフォルダを切り取りして・・・

Dドライブに移動しました。ただしkontaktからロードするときはこのままではダメです。インストールパスが元の状態のままなので、このプラグインはロードできません。

2:kontakt上で、移動先のパスを指定して、プラグインをロードできるようにする

*注:kontakt5です。新バージョンは表示が違うかも。

DAW上でkontaktを立ち上げてみました。ライブラリを移動したので、scarbee MM-bassはロードできず、この表示になっています。『Locate』で、移動した場所を指定します。

Browse for folderで、kontakt上で移動先のパスを選択します。管理人は『D:\instruments_library』に移動したので、その中のscarbee MM-bassを選択しました。

表示されるようになりましたが、管理人の環境では『DAWを再起動したときに、パスがリセットされてロードできない』というような挙動が確認できました。毎回指定するのは非常にめんどくさいですが、これの解決方法もありました。

3:Native AccessのRepairを使って、新しいパスが保存されるようにする

ライブラリを移動した状態で、再度Native Accessを立ち上げてみます。先ほどインストールしたscarbee MM-bassに警告マークが出ているようです(出ないときはNative Access再起動とか)。あと、Repairというボタンもでています。このRepairボタンを押します。

RelocateかReinstallか聞かれますが、Relocateを選んで、プラグイン移動先のパスを正しく指定しましょう。もちろん、移動先のパスを間違えるとRelocateはうまくいきません。

Relocateがうまくいった場合は、こんな感じでsuccessfully表示が出て・・・

新しい場所に移動した状態で、ライブラリをロードして使えるようになります。

新しいバージョンのkontaktは?Native AccessのRepairを使う点はいっしょ

管理人はバージョン5のkontaktを使用しましたが、新しいバージョンでの方法がMedia Integrationサイトで紹介されています。

ライブラリを移動した後、Native AccessのRepair』という部分は共通しているので、この点をおさえておくと新しいバージョン絵もライブラリ移動に対応できます。

あとがき・まとめ

  • kontaktのライブラリは、単純に移動しただけではロードできない
  • kontakt上で新しいパスを指定したあと、Native AccessのRepairを使う
  • 新バージョンkontaktでも、Native Access&Repairは引き続き使える

まとめると、こんなところでしょうか。管理人的にはCドライブ埋めたくなかったので、移動できて助かりました。


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