Soundcloudの著作権に関するシステムが整理され始めた~曲を検出・削除されないためには?
| 更新: 2024/02/17 | 1684文字
今回は、管理人もリミックスやオリジナル投下に使っているsoundcloudで、著作権に関する動きがあったようなので紹介いたします。 画像は、消される/消されない実験の際soundcloudからきたメッセージです。以前は野放し状態だった著作権管理されてるトラックの扱いについても、いろいろと動きが出てきています。さっそくどういう状況か見ていきましょう。
目次
ニュースサイトなどでは、soundcloudの著作権に対する取り組みは、どのように報じられているの?
あんまりなかったんですけど(涙)、以下のようなニュースがありました。
bootleg,Remixの時代は終了? Soundcloudが著作権管理システムを強化(ブロックfm)
http://block.fm/news/Soundcloud_Copyright.html2015年くらいの記事で、Soundcloudの自動コンテンツ保護システムについて、YouTubeの著作権管理システム会社「Zefr」と、Soundcloudが組んだという内容。Knife Partyのメンバー「Rob Swire」は、自作にもかかわらず(権利者は所属レーベルなので)間違ってトラックを消されて、申し立てをすることになったようです。
SoundCloudとSony/ATVがヨーロッパの音楽著作権で合意(ミュージックマン)
http://www.musicman-net.com/business/56685.htmlSony/ATVがsoundcloudとマルチテリトリー契約で提携という内容。Sony/ATVと同社が著作権を管理するソングライターは、今後SoundCloudで楽曲が利用されることで収益化ができるとともに、ユーザーも合法的に、同レーベルの楽曲を使用できるという流れです。
自動コンテンツ保護システムの判定ポイントってどうなってるの?
YouTubeのコンテンツ保護法システムを組んだ会社との提携ってことで、おそらく、著作権保護されたトラックの利用についても、それに近いものに整備されていくかもしれません。ここでは、2種の既存有名楽曲リミックスを用いて(自動保護システムが判定する)OKなライン/ダメなラインを実験してみました。
ダメだった(違反と判定され消される)パターン
消されたパターンです。トラックは消されたので無いけど(笑)、上記のようなイメージです。確か、全て既存楽曲のオーディオデータを使ったマッシュアップで、『ozoneマイアヒの歌メロ&aviciiバックトラック&姫トランスの掛け声&jpopの音ネタいくつか』をはりあわせて作ったものです。 洋楽業界では知名度の高かった『ozone&avicii』あたりが、保護&検出システムに引っ掛かったという通知が、運営より送られてきます。
セーフだった(違反と判定されず、消されない)パターン
こちらも管理人が制作した、有名アーティスト楽曲(テイラースウィフト)のリミックスです。上記の消されたパターンとの違いは『オケ全部自作/歌メロもcevio(音声合成ソフトウェア)で自作』という点です。 前の段落のニュースの部分で述べた『権利者のレーベルが、提携により楽曲をsoundcloudで使用可能にし、そこから収益化する』ということもあるかと推測されます。YouTubeやツイキャス、ニコニコ動画でも見られる、『音源丸のせはダメでも、自作オケで歌ってみた/弾いてみた、という二次利用はok』という流れになっていきそうです。
違反と判定されトラックを丸々消されるのは、これから得られる知名度やトラフィックを丸々失うことになるので、注意していきましょう。他の動画サイト同様soundcloudでも、手間はかかっても、オケ自作というのがベターです。
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