【WP4.9.7エラー検出】子テーマでindex.phpやCSSヘッダが無いときの『テーマが壊れています』表示への対策
| 更新: 2024/02/16 | 1936文字
今回は、2018年7月6日に出た、WordPressの新バージョン4.9.7で、新しくエラーとして検出されてしまう状況が発生したのでお知らせします。 バージョンアップは、セキュリティ上・機能上も必要ですが、新たにエラーとして検出される項目が増えることがあります。状況や対処も見ていきましょう。
目次
(おまけ)WordPressのバージョン確認方法
今回のバージョン更新は、自動更新で行いました。きちんと新バージョンになっているかは、ダッシュボードで確認できます。管理画面のダッシュボードの真ん中あたりにある『概要』をクリックしてオープンすると、バージョンが表示されます。
2018年7月6日に出た、新バージョン4.9.7になっていました。
WordPress4.9.7にしたら出るようになった、『テーマが壊れています』表示について
しかし、新バージョン4.9.7になったら、新たにエラーとして検出・警告の対象になる項目も増えました。 このサイト(読んどけコラム)の場合は特に出ませんでしたが・・・
管理人が持っている著作権フリー曲サイトのほうでは『テーマが壊れています』表示が出てしまいました(問題なく見れていたにもかかわらず)。テーマが壊れていると判定される理由は『子テーマにindexファイルがない・スタイルシートヘッダがない』とのことです。
indexファイルは親テーマのものを読み込んでいるので、サイト自体は動きます。しかし、警告ばっかり出るのも気分的にイヤなので(笑)、対応してみることにしました。
indexがない子テーマに、indexファイルを作る方法
親テーマのindexをコピーする
今回出た警告の内容が、子テーマに対して『テーマが壊れています・indexがありません・スタイルシートヘッダがありません』でした。まずはindexをどうにかします。まずは親テーマのindex.phpファイルを確認してコピーします。
あとは、エディタなどから任意の場所に、PHPファイルとして保存します。親の機能を上書きなどがあるとよろしくないので、特に変更は行わずに。
子テーマのフォルダ内にアップロードする
あとは、コピーしたindex.phpを子テーマ(場所:wp-content/themes/テーマ名)内にアップロードしました。画面上はFTPソフトで行っていますが、サーバーコントロールパネルからftp画面使って、などでもokです。
『indexがないのでテーマが壊れています』のエラー警告が消えました
上記の対応により、『indexがないのでテーマが壊れています』のエラー警告を消すことができました。スタイルシートヘッダは特にいじっていないけど、なぜか警告が表示されなくなっています(笑)。こちらも概要だけはおさえておきます。
スタイルシートヘッダとは?
Theme Name: Twenty Thirteen Theme URI: http://wordpress.org/themes/twentythirteen ・・・
スタイルシート内に書いてある、こういう文章のことです。基本的に上のほうに書いてあります。管理人が高速化のため圧縮CSSを作ったときに、このスタイルシートヘッダが一緒に消えていたので、警告が出ていたと考えられます。詳しくは、WordPress codexのテーマの作成・2.2 テーマスタイルシートもお読みください。
WordPress codexのテーマの作成
https://wpdocs.osdn.jp/テーマの作成
あとがき・まとめ
- WordPress4.9.7では、ファイルが足りない子テーマや、スタイルシートヘッダなしも『テーマが壊れています』判定になる
- 親テーマのファイルをコピーして、子テーマ移植で、警告がでなくなった
- 厳密にやるなら、スタイルシートヘッダなどの対応も
今回のコラムをまとめると、このような感じになります。テーマの構成ファイルなどにも関わる内容でした。WordPressでの『オリジナルデザインカスタマイズ』や『自作テーマ』というところまで突き詰めて行う場合は必要になると思いますので、警告が出てしまっても対処してみていただければと思います。
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