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【ログインページが404】ディレクトリやWordPress アドレス変更でログインできない場合は、データベースからログインできるアドレスに直す

更新: 2024/02/12 2143文字

【ログインページが404】ディレクトリやWordPress アドレス変更でログインできない場合は、データベースからログインできるアドレスに直す

今回は、WordPress を使っていて怖いエラーの1つ『ログインページが404でログインできない』みたいな状態に対処してみます。『WordPressアドレス(URL)を間違って変更』などでも発生する(さらにサイトも見れなくなる)この状況、管理画面に入れなくても直してみます。さっそく状況や対処方法を見ていきましょう。

『ログインページが404』が発生した状況~WPインストールしたフォルダの名前を変えた

ではさっそく、状況を見ていきます。管理人のサーバーに『samplesite』という名前のフォルダがあり、ここにWordPressがインストールしてありました。最近WP系の案件が多くて、『動作テスト用サイトが複数必要・この名前だとわかりにくい』という理由で、このフォルダ名を変更。 また状況に応じて変えるかもですが、『test2020』という名前にしました(単純にこれを書いた時点で2020年だったから)。

しかし、『ドメイン・サブドメイン・フォルダ名変更』など、urlが変わる系のものには、気をつけなければなりません。 このように、ログインページがおかしくなります。

さらに、正しいパス&idを入れても、404(ファイルが見つかりません)になります。これでは動作検証どころか記事執筆すらできませんが、『フォルダ名変更』でこうなったので、直す方法はある程度想定できます。最初は404でめっちゃドキドキしたのに、管理人は余裕ぶっこいてます(笑)

原因と対処→フォルダ名変えたのにWordPressアドレス(URL)などはそのまま。ログインできないときはデータベースから直す(wp_options)

原因はこれです。フォルダ名を変えたにもかかわらず、WordPressアドレス(URL)などがそのまま。これでは正しく動くわけがありません。データベース上で各種設定を確認するときは『wp_options』テーブルを参照します。WordPressアドレス(URL)・サイトアドレスのほか、管理画面で入力したタイトルや説明文なども入っていますね。

WordPressアドレス(URL)がインストール先と異なっている場合などは、サイトも見れない・管理画面にも入れないとなりますので、データベース上で、正しく表示するurlに書き換えることが可能です。ここを変更したフォルダ名に合わせて変更します。

無事に、正しいログイン画面が表示されて一安心です。

ちなみに画像などが、違うurlの絶対パスで入っていると表示しないので、urlを書き換えるとか、手作業で相対パスや新しいパスに打ち直すなども。(今回はテスト用で画像入れていないのでラクでした。)

別ケース:WordPressアドレス・サイトアドレスを間違え、ログインできない場合

おそらく、管理画面での入力間違いで発生するだろうケースについてもご紹介します。管理人のテストサイト(xdomein.jp)です。一般設定の『WordPressアドレス・サイトアドレス』がこのようになっています。例えばこれを・・・

こんな風に、違うアドレスを入力してしまったとします(testフォルダには何も入っていない)。こういうときもエラーで見れない・ログインできないという状況になりますね。

前のケース同様に、ログイン画面がおかしくなり、入れなくなりました。

この場合も、『データベース・wp_optionsテーブルの、siteurl・home』を操作して、正しいアドレスに書き換えることにより、対応が可能です。

なお、発生したエラー 『is_writable() open_basedir restriction in effect(wp-admin/includes/misc.phpの266行)』 『cannot modify header information(wp-includes/pluggable.phpの1296/1299行)』 については、正しいアドレスに書き換えることにより発生しなくなります(そもそも、ini設定以前に allowed path内にファイルが無い)。

あとがき・まとめ

  • インストール先フォルダ名変更で、サイトにログインできなくなった
  • ログインできないと管理画面から直せないが、データベースから直すことも可能
  • WordPressアドレスを間違えてサイト閲覧できない・管理画面に入れない場合も、同様にデータベースから直すことができる

しょっちゅう発生するものでもないかもしれませんが、ドメイン・サブドメイン・引っ越しなどに絡んだときに、こういった状況になる可能性があります。『データベースから修正できる』みたいな点も押さえておくと、設定ミスっても安心です。


【カテゴリ】- サイトエラー対策と復旧
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