【PHP etc.プログラム学習サイトコードコピペ】全角引用符・バッククオートが入ってて動かない件に注意
| 更新: 2024/02/12 | 1696文字

今回は、管理人が学習サイトなどでコードを調べていて、4回くらい遭遇したトラブルをご紹介します。 ポイントは『全角引用符』。これに気づかないで単純にコピペしていると、えらいことになります。さっそく状況を見ていきましょう。
目次
コードに全角引用符が入るとどうなるか?→この通り、プログラムとして認識されず動きません
コードをネットで調べていて、某プログラム学習サイトで『このコードを使ってみよう』となった管理人。自前のWordPressに実装しようとします。コードの内容は『プラグインを使わず、カスタム投稿タイプを登録する』でした。 しかし、単純にコピペしてしまうと、動かない&プログラムとして認識されないというケースもあります(場合によってはシンタックスエラーなども発生するので注意してください)。
動くコード(PHP・配列の要素もきちんと半角引用符で)
こちらが、管理人が打った『動くコード(PHP)』です。フックかけるファンクション名・配列中身・文字列などは半角引用符で打ちます。最近のWordPressエディタって、こんな感じで赤くハイライトしてくれるからわかりやすいです(試しに全角を混入させてみると、色が黒くかわるなど、すぐわかる)。
動かないコード(全角引用符&バッククオートが混在)
こちらが問題の、単純にコピペしたところ、プログラムとして認識されず、カスタム投稿タイプ追加機能が使えていません(WPエディタの機能で色が変わっていない)。
動かない原因その1の、『全角引用符』。これだけなら変換してやればokです。
動かない原因その2の『バッククオート』。PCのキーボードでいうと『shiftキーと@キーを一緒に押すとでてくるやつ』です。こういうのがいろいろ入ってくると、自分で打ち直したほうが早い気がします(笑)
最近は慣れてきて、コードは合っていそうにみえるのに動かない時は『引用符じゃね?』と予測ができるようになりました。しかし、WP始めたばかりの時は、この手のケースで原因がわからず苦労しました(初期バージョンのWPは、エラーを教えてくれず、そのまま画面が真っ白になるのがデフォだった。)。
WPなどで、本文中の半角引用符が、全角に変換されてしまうことはある
今回のケースでは厄介な全角引用符でしたが、世の中には『システム上入ってしまう』というケースもあります。例えばWordPressで『pre・code・kbd・styleなどのタグで囲まない場合、引用符が全角になる』『wptexturize関数』というのがあります。検索すると、『勝手に変換されてる』って、困っている人もいるようです。
codexで調べたところ『wp-includes/formatting.php』で定義されているファンクションで、『run_wptexturize フィルターフックをかけて無効化することができる』とのことです。このサイトのコードも、github gistで載せるほか、ちょっとしたものは『run_wptexturizeフィルタかけたうえで載せている(2020現在)』ので大丈夫かと思います。 (昔使っていたテーマでは、このフックを使っていないので、2年前くらいにコード使ったら動かなかった方はお知らせください。)
あとがき・まとめ
- プログラム学習サイトからのコードコピペは、全角引用符・バッククオートが混在することがあったので気をつける
- WordPressなどのシステム上、全角変換などが行われることがあり、都合が悪い場合はフックをかけて無効化できる
まとめるとこんなところでしょうか。単純コピペでエラーが出ると凹みますが、引用符などの勉強になったと思えば安いかもしれません。もちろん、事前に知識としていれておけば、十分対処可能です。