WordPress 5.5を自作テーマでテストしてみた~ベータ最新版利用方法と、気になる機能(img loading=”lazy”など)
| 更新: 2024/02/12 | 2504文字
今回は、2020.8.11リリース予定のWordPress 5.5ベータ版を使ってみたいと思います。 自社開発のテーマが対応できるかとか、気になった機能をチェックしたいといった理由です。さっそく『ベータ最新版利用方法』や『気になる機能(img loading=”lazy”など)』もあわせて見ていってみましょう。 (*一部正式版リリース後にチェックした内容もあります)
目次
WordPressの最新ベータ版(今回は5,5)をテストする方法
WordPress Beta Testerプラグインをつかってみる
今回は使わなかったのですが、ベータ版をテストできるプラグインがあります。
リリース候補版(release candidate)をダウンロードして手動インストール
管理人はこちらの方法で行いました。サーバーなどの簡単インストールでは最新版がくることが多いけど、ベータ版はきません。そこで、公式よりリリース候補版をダウンロードし、手動でインストールします。データベースなどの準備も忘れずに。
■WordPress 5.5リリース候補
https://ja.wordpress.org/2020/07/29/wordpress-5-5-release-candidate/
WordPress 5.5-RC1(リリース候補版)で、自社開発テーマを動かしてみる→大丈夫そう
WordPress 5.5-RC1(リリース候補版)が入りました。このディレクトリのPHPバージョンは7.3モジュールだったので、特に問題はなさそうです。必須はPHP5.6以上のままのようです。WordPress 5番台を利用されてる場合は、正式版が出たらアップデートしておきましょう。ただし、古いプラグインなどで動作確認が取れていないものを使っている場合は、サイトが動かなくなる可能性もあるので、頭に入れておいてください。
テスト用のためか、今までのWP公式テーマもついてきているようです。twenty oneとか久しぶりにみました。
で、WordPress 5.5-RC1(リリース候補版)をチェックしたかった理由は、『今年は自社開発テーマが活躍している』から。不具合が発見された場合は、事前に取引先に連絡・対応とかできると、後から慌てたりしなくて済みます。zipにして持っているので、そのままアップロード。
表示・エラーなどは、とくに問題なかったので一安心です。
WordPress 5.5の気になる機能(空ウィジェット埋めてくれる・img loading=”lazy”&サイトマップ)
空ウィジェット埋めてくれる
WordPress 5.4.2では見なかったんだけど、カスタマイザーからサイトを編集するとき、『空ウィジェットに例文をいれて埋めてプレビュー』というのがありました。開発段階でわざわざテスト用テキストをいれたりする必要がなくて、イメージがつかみやすいといえます。
img loading=”lazy”が、画像タグに入ってくる
『画像の遅延読込』させる機能。グーグルChromeなどのブラウザでloading=”lazy”対応などが以前アナウンスされているので、ご存じの方も多いかも(海外のフォーラムでチェックしたところInternet Explorer 11 などは未対応)。画像の遅延読込で、メインコンテンツ読み込みを速くみたいな狙いがあります。
WordPress 5.5からは、画像タグにimg loading=”lazy”が入るようになります。画像遅延読込プラグインなどは、特に使わなくても大丈夫な感じでしょうか。 (モダンブラウザなら良さそうですが、internet explorerに当たってしまったときなどに、javascriptで対応なども押さえておくとよさそうです。)
なんかノリの軽い最新版メッセ
機能にはほとんど関係ないけど、ちょっとノリの軽いメッセージも。むしろ『古すぎるバージョンを使っているとき、どうにかする』ほうが先(笑)
デフォルトでのxmlサイトマップ機能
WordPress 5.5からはデフォルトでのxmlサイトマップ機能もつきました。こちらはベータの後に試したリリース版です。アドレス形式は『〇〇〇(ドメイン)/wp-sitemap.xml』となっています。設定内容は専用のサイトマッププラグインのほうが多いかもしれませんが、デフォルトでも高機能な感じになりましたね。
テーマ自動更新有効化
wp-cronかなんかでやってると思うんですけど、『テーマ自動更新有効化』という機能も追加されています。デフォルトテーマ・一部の有名ディベロッパーのテーマなど、頻繁にアップデート版が出るケースでは、更新し忘れを避けられるので、便利かもしれません。
なお、管理人的には『アップデートしたいときは自分でやる、自作テーマのときは使わないかも?』といった感想でした。
あとがき・まとめ
- WordPress最新ベータ版は、プラグイン・または公式フォーラムからダウンロードして利用できる
- WPバージョン5以降が動いている環境なら、問題ないと思われる(php5.6以上など)
- 空ウィジェット埋めてくれる機能や、画像の遅延読込・サイトマップなども追加
まとめるとこのような形でしょうか。特に、ヘッダーに新しく余計なタグを出したりみたいなところは見られなかった(すでにfunctions,phpで、一部非表示にしている)ので、WP5代を使っている場合は、特に気にしないで使っていけそうです。
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