【WordPress】5.5より搭載のサイトマップ(wp-sitemap.xml)が、サーチコンソールで認識してもらえない件
| 更新: 2024/02/11 | 2361文字
今回は、最近作ったサイトで、WordPress5.5より搭載のサイトマップ(wp-sitemap.xml)が、サーチコンソールに送っても認識されなかったので、対処してみました。結論からいうとプラグインを使ったんですが(笑)、それぞれのサイトマップ構造が微妙に違うようです。さっそく状況を確認してみましょう。
目次
WordPress5.5より搭載のサイトマップとは?
エクスタインってだれでしょうか。乳牛でしょうか(笑)って感じのWP5.5。公式サイトによると、5.5からlazy loadingやREST APIメタデータ・デフォルトサイトマップが実装されました。アドレス形式は『ドメイン/wp-sitemap.xml』で、WordPress生成のサイトマップにアクセスすることができます。
◆WordPress 5.5「エクスタイン」(SEOの項目がサイトマップ) https://ja.wordpress.org/2020/08/11/eckstine/
5.5より搭載のサイトマップ(wp-sitemap.xml)が、サーチコンソールで認識してもらえない
googleが内部でサイトマップに対してどんな処理をしているかはわかりませんが、先日作ったサイトで、WordPress5.5サイトマップ(ドメイン/wp-sitemap.xml)が認識してもらえないという事態になりました。 結論から言うと、認識したもらえなかったから、別のサイトマップ(ドメイン/sitemap.xml)をサーチコンソールに送ったところ、サクッと認識。
調べたところ『サイトマップ系プラグインなどの干渉で、wp-sitemap.xmlが認識されないことはある』というのは確認できました。中にはwp-sitemap.xmlを無効にしたりするプラグインもあるようです。しかし、『作りたてで別のサイトマップ系プラグインを入れていない段階でも発生』というのが気になるところです。
とりあえず、『サイトマップとして認識されていない』『型が不明というエラーメッセ』が出てたので、サイトマップ構造をチェックしてみましょう。
WordPressサイトマップと、プラグイン(XML Sitemap & Google News)サイトマップの、構造の違い
WordPressサイトマップは非常にシンプル
これの下層に『wp-sitemap-posts-page-1.xml(記事ページ)』『wp-sitemap-taxonomies-category-1.xml(カテゴリ・タクソノミー)』みたいなのがあります。urlのタグ内は基本的にurlだけという、非常にシンプルな構造です。
一番上のほうで、『urlset』でくくってネームスペース(名前空間)指定していない(記事ごとにはある・サーチコンソールに送ったのが一番上の階層のやつ)みたいなところも確認できました(wp-sitemap-posts-page-1.xmlを送ったほうがいいのか?みたいな)。
プラグイン(XML Sitemap & Google News)サイトマップ→最終更新・優先度なども、こっちの方が構造的にきちんとしてそう
それでは、googleサーチコンソールから送って、サックリ認識できたほうがこちら。プラグインは『XML Sitemap & Google News』を使用。サイトマップのアドレスは『ドメイン/sitemap.xml』。
構造的には、こっちの方が詳しく書かれています。例えば、上位階層でもきちんとurlsetでネームスペース(名前空間)指定・最終更新・優先度・サムネ画像といったところです。人間が見ても複雑ですが、あっちはコンピューターなので(笑)、プラグイン生成サイトマップのほうが、きちんとサイトマップとして認識されやすかったかなと予想しています。
参考リンク
◆サイトマップ レポート Search Console ヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/7451001?hl=ja
◆WordPress 5.5「エクスタイン」(SEOの項目がサイトマップ)
https://ja.wordpress.org/2020/08/11/eckstine/
あとがき・まとめ
- WP5.5からはデフォルトでサイトマップが使える。アドレスは『ドメイン/wp-sitemap.xml』
- プラグインのほうが構造がしっかりしているので、認識してもらいやすいかも
まとめるとこんなところでしょうか。サックリサイトマップを送りたいときは、プラグインで構造上しっかりしたものを送るとよさそうです。技術者の方は、『コアファイルwp-includes/sitemaps』内に、サイトマップ生成プログラムがあるので、フックかけて『the_modified_date(‘Y/m/d’)(更新日)』や、必要情報をadd_actionしても楽しいかもしれません(管理人はまだやっていません)。
そのほか、『プラグインサイトマップ使うんで、WPサイトマップは出なくてもよい』という場合は、『add_filter( ‘wp_sitemaps_enabled’, ‘__return_false’ );』で無効化しておきましょう。
【カテゴリ】- SEO(検索エンジン最適化)情報
【タグ】- googleサーチコンソール, WordPress