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【WPプラグイン】PDFで、WordPressを電子書籍風にできる『PDF light viewer』

更新: 2024/02/17 2281文字

【WPプラグイン】PDFで、WordPressを電子書籍風にできる『PDF light viewer』

今回は、WordPress&WPプラグインを使って、めくれる電子書籍風のページを実装したサイトを作ってみます。 使用するプラグインは『PDF light viewer』。あまり日本語の情報が出てこないので苦戦するかなと思いましたが、ページを作ることができたので、さっそくご紹介していきます。

下準備・PDFの制作や、『PDF light viewer』のインストール

まずはPDFを準備しておく

アイデアがあまり思いつかなかったので、とりあえず『飲食店・スペインバルみたいなメニューの電子書籍風ページ』というのを想定しました。料理の画像をならべてメニュー風に。飲食店を運営されている方は、ここで値段やコメント・料理名などを画像に入れておきます。 そして、『PDFエクスポート』を使ってPDFを出力します(無い場合は、PDFプリンターなどのソフトを使います)。

なお、美味しそうな料理の画像は、海外フリー素材サイト『freeimages.com』さんからお借りしました。

『PDF light viewer』をインストールし、PDFインポート

WordPressメニューの『プラグイン→新規追加』で『PDF light viewer』と検索し、インストール&有効化します(PHPのバージョンによって作動しないことがあるかもしれません。PHP5.3以上推奨とされています)。ちなみに有料ライセンスで高機能なプロ版もあるようです。

使える状態になると、横のメニューに『PDFs』がでるので、最初は『import』を選びます。

『PDF light viewer』電子書籍風のページをやるときの設定

その1:基本的な設定

ここのページは長いので、分けてみていきますか。まずタイトルはブックのタイトル。『Enable import』で、PDFのインポート許可(チェックします)。 『JPEG compression quality』は画像圧縮率です。画像加工ソフト使ってるとイメージがつかみやすいでしょう。 圧縮するとサイズは小さくなるけど、画像が荒くなる感じ。『JPEG resolution』は解像度。

で、一番重要な『PDF File』というところで、PDFを指定します。まだサーバーに上げていない場合は、ここでメディアアップロード画面になるので、PDFを上げて指定します

WordPressの記事編集と同じように、右側に青い『公開』ボタンがあるので、これは設定がおわったあと押して公開します。

その2:ページレイアウトなど

ここではレイアウト指定。『サムネイル隠す?』や、『ページ最大サイズ』などを指定できます。

『Flipbook page layout』は、『single→そのまま1ページ表示』『double→見開きで2ページ同時表示』『adaptive→通常1ページ・フルスクリーン時2ページのように変動』という機能でした。

その3:ダウンロードやズームなど

管理人は特にダウンロード許可とかはしませんでしたが『ダウンロード許可・代替ダウンロードリンク』なども指定できます。

その他、見栄えをよくしたいなら『フルスクリーンボタンを隠しておく』とか、特にズームがしなくても見れる場合は『ズームしない』などのような設定を行います。設定が終わったら、『公開ボタン』を押して公開。

公開が終わったら、ショートコード/PHPでサイトに表示・会員サイトと組み合わせてもgood

公開し終わったら、よこのメニュー『PDFs』を押すと、先ほど編集したPDFが表示されていました(設定・公開がすんでいなければ、PDFsを押してもなにも出てきません)。ここでショートコードを表示させたいページに貼り付けることで・・・

WordPressでめくれる電子書籍風のページができました。ショートコードで任意のページに貼って出力という形なので、『会員機能プラグイン』『特定の権限のユーザーだけ入れる固定ページ』などと組み合わせることができます。

その場合は『電子書籍・カタログ用のファイルは特定のフォルダにまとめておいて、直接urlを入力された場合はアクセス制限』という形にしておくと安全です。

まとめ~『PDF light viewer』活用方法は?

コンテンツとなるPDFさえ準備できていれば、リッチな電子書籍風のページが簡単にできてしまいます。活用例としては・・・

  • 企業の製品カタログ
  • フリーペーパー
  • 飲食店のメニュー
  • webまんがや小節
  • そのほか読み物

などに活用できるかと思います。限定公開などにしたい場合は、会員システム・WPの権限システムなどと組み合わせて使います。リッチなコンテンツで、ユーザーにアピールしていただければ幸いです。


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