【WPプラグイン】月額無料でレストラン・カフェなど飲食店の予約に使える『Restaurant Reservations』
| 更新: 2024/02/16 | 2068文字
今回は、飲食店でWordPressサイトを持ったときに効果を発揮する、月額無料の強力な予約プラグインを紹介します(Restaurant Reservations)。 人数多めの予約を継続的にとれれば、飲食店の利益率を上げることができます。さっそく概要や操作方法・つけてみた例などを見ていきましょう。
目次
『Restaurant Reservations』プラグインとは?
WordPressで使えるプラグインです。プラグイン自体は無料でダウンロード&インストールokですが、機能を強化するアドオンが数十ドルで売られています。とはいえ、アドオンなしでも飲食店の予約に必要な機能はある程度網羅されています(カレンダー・メール・時間帯や人数指定)。
ちょっと難点といえば、『デフォルトだと席(窓際B席テーブル4名みたいな)や、メニュー(バル飲みコース5000円みたいな)での指定ができないところ』でした。『席だけ予約して、メニューは当日アラカルト・当日注文でも大丈夫なもの』などのときは大丈夫かもしれません。
『テラス席で予約したい』などの場合も、フォームで完結とはいかず、電話・メールなどでのやりとりが発生しそうです。
Restaurant Reservationsの予約システム設定方法
一般設定でフォーム掲載ページや、人数・電話を
一般設定はこのような感じです。wpの固定ページで予約フォーム設置用ページをつくり、そこに予約フォームを載せます。最小・最大人数も、お店のキャパにあわせて設定。 また、『電話番号必須』の機能は、フォーム送信後に、お店がお客さんに電話で確認をとってから完了にできるので、確実性が高くなります。メッセは英語になっていますので、日本語に直します。
『予約スケジュール』で、営業時間に合わせた運用を
『予約スケジュール』のタブでは、営業時間にあわせて受付の設定ができます。一般的なディナー予約受付だと、写真のように『16時~21時』みたいになりそうです。
このほか『先行予約で、何日前から受け付けるか』や、『当日予約は何分前まで』『日付の自動選択や、選択できる時間の間隔(30分など)』も対応します。
『通知』で、メール文面や、転送先などの指定を
『通知』タブでは、お客さんに送るメールの文面を調整できました。『管理者に通知メールを送信・そのアドレスの指定』も、予約をすぐ確認できるように設定しておきます。
Restaurant Reservationsをつけてみた例・操作感・
ここでは、管理人が用意していた実験用デモサイトに載せて操作してみた例を紹介します。
予約フォームの掲載ページ例
実験用デモサイトです。『reservation』という固定ページ内にフォームを埋め込みました。日付・時刻・人数などが選択できます。お客さんの操作は、選択して連絡先を入力し、ボタンを押します。
カレンダーもレスポンシブ対応
日付選択画面です。あえてデバイス幅を狭くしてみましたが、カレンダーもデバイス幅対応してくれます。
お客さんが受け取るメールはこんな感じ
デフォルトの設定では、安全のために『受付後、お店から確認をいれて予約完了』という流れになっているようです。この点は予約フォーム設置ページなどにもわかりやすく書いて、認識のズレが無いようにしましょう。
wp管理画面から予約状況確認や返信ok
ポイントは、サイト管理と予約アプリケーションが別々になるのではなく、wp管理画面から予約状況確認や返信ができるのは強み(一元管理)。
外部ファイルにして管理するときは、PDF/EXCEL/CSVエクスポートアドオンは20ドルで売っているので、それを使って管理できます。PC操作が速い人は、手作業でエクセルにコピペしてもよいかもしれません。
あとがき・まとめ
- 基本機能無料・アドオン有料で使える予約フォーム
- 日付・時間・人数などの基本的な内容は無料で使える
- メニューや席指定は不可
- 外部ファイルで管理するにはアドオンを
という感じでしょうか。特に飲食店の大きなリスクとされている『予約フォームで送っていたお客さんが、当日忘れていて来ない』などは、『予約フォームから送信→お店から電話などで確認が取れてから受付完了』『当日キャンセルの場合の、キャンセル料金について、共通認識をもっておく』を徹底すれば、ある程度避けられそうです。
また、個人情報を扱うことになるので、サイトのSSLセキュア接続対応もあわせて行っておくと、安心して使ってもらえるサイトになります。
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