【YouTube-Data-API】悪用禁止、非表示になったyoutube低評価数を見る方法
| 更新: 2024/02/10 | 2376文字
今回は、動画投稿者やsnsユーザーの間で話題になっている、『youtube低評価数の非表示』について取り上げます。公式でのアナウンスや、『アップ者/視聴者での表示のされ方・YouTube-Data-APIを使った低評価数を見る方法』を確認してみましょうか。
目次
youtube低評価数非表示について、公式アナウンスは?
2021年11月10日に、youtube公式の方から、段階的に取り上げるという発表がありました。一部の動画投稿者に対する低評価攻撃は問題になっており、その対策と言えそうです。
公式では、テストの結果『組織的な攻撃が減ることを確認』『低評価が多いかどうかは視聴数に影響しない』ということがわかったため、実施に踏み切りました。 今後は、炎上・不快・違法/迷惑行為に対しては、低評価じゃなく通報したほうがいいですね(笑)
YouTube における低評価に関するアップデート(公式)
https://youtube-jp.googleblog.com/2021/11/youtube.html
youtube低評価非表示の状況、見え方(アップ者は確認できる)
アップロード者は『youtube studio管理画面』から確認
youtube低評価非表示は、主に『視聴者』に対する施策です。アップロード者は、今まで通り、管理画面から確認することができます。
『高く評価または低く評価した視聴者の数を表示する』チェックをつけても、低評価だけ出ない
youtubeの管理画面で、『この動画を高く評価または低く評価した視聴者の数を表示する』という機能があり、これにチェックで表示できます。試しにオンにしてみると・・・
チェックをつけていた場合は『高評価だけ表示』という形になります。なお、低評価ボタン自体は押すことができます。
『高く評価または低く評価した視聴者の数を表示する』チェックを外した場合は、両方出ない
別パターンで、『高く評価または低く評価した視聴者の数を表示する』もやってみます。この場合の挙動は・・・
この場合は『両方表示されない』という形になります。これは今までと変更はありません。
非表示になったyoutube低評価数を見る方法(YouTube-Data-API)
APIキーの取り方(過去記事)
この方法は、以前も書きましたが『YouTube Data API』を使います。Google API ConsoleからAPIキーを取る方法については、以下の当サイト過去記事をご覧ください。
YouTube Data APIから、動画のデータを取得する方法~APIキー入手と、json形式で基本データ取得
https://division-web.atelier-ss-agency.com/7908/how-to-get-data-from-youtube-data-api/
動画idと、パラメーター『part=statistics』を指定すると、dislikeCount(低評価数)も見れる
dislikeCount(低評価数)を見られるアドレスです。 https://www.googleapis.com/youtube/v3/videos?id=〇〇(動画id)&key=◇◇(APIキー)&part=statistics (他にもあるかもしれません)
管理人のyoutube動画で実験しました。『part=statistics』というのがポイントで、上記のパラメーターでAPIを叩くと、ログインしていないブラウザでも、dislikeCount(低評価数)を取得できます。
これはもちろん『他の方がアップロードした動画』についても同様です。idとかはぼかしましたが、管理人が普段見ている、お料理のチャンネルです。好きなチャンネルだったので、そこまで低評価割合が多くなくて安心しました。
YouTube Data APIリファレンス Videos: list
https://developers.google.com/youtube/v3/docs/videos/list
API経由でも、高評価・低評価を見られたくない場合は?
とはいえ、『API経由でも見られたくない』というケースもあるかもしれません。この場合は、完全に評価を公開しないということで対応可能です。前述の『高く評価または低く評価した視聴者の数を表示する』チェックを外しましょう。
こうすることで、like/dislikeCountも表示されなくなります。
あとがき・まとめ
- youtubeでは2021/11より低評価非表示が行われている(アップロード者は見れる)
- YouTube-Data-APIのパラメーターpart=statisticsで、非表示の低評価数は取得できる
- API経由でも見られたくない場合は、完全に非公開にする
まとめると、このようなところでしょうか。YouTube Data API経由で低評価数を取ってきて叩く事例が今後出てくる可能性が否定できないので、『完全非公開』みたいなのも候補に入れておきましょう(炎上・不快・違法/迷惑行為を使わない、というのが、一番安全な気もしますけどね)。
【カテゴリ】- 動画/PV等制作やyoutube
【タグ】- youtube, YouTube-Data-API