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【javascriptライブラリW3.JS】ボタン・onclickで特定クラスを表示/非表示する、絞り込みボタンを作る方法

更新: 2024/02/10 1961文字

今回は、以前もちょっと使った、超軽量javascriptライブラリ『W3.JS』を使用して、『特定クラスを表示/非表示する絞り込みボタン』を作ってみます。 管理人が持っているサイトで、『一部のページで項目が増えたので、項目を絞り込めないか』という状況になっていました。さっそく、このライブラリを使ってやってみましょう。

特定クラスを表示/非表示する、絞り込みボタンが欲しくなった状況

管理人が持っているサイト『著作権フリー曲サイトSSF』です。基本的には開発用になっていますが、曲もどんどんアップしています(記事執筆時点で115曲)。

しかし、特定カテゴリまとめ個別ページで項目が増えすぎたという問題がでてきました。並べ替えボタンなども付けましたが、サブジャンルで項目を絞ったりできても良いかなと思い、今回の対応をすることにしました。

以前は『WPカスタムフィールドで絞る』というのをやったので、今回は『javascriptライブラリ/フロント側』で対応してみます。 (*PHP&WPカスタムフィールドだと、データベース問い合わせやページ遷移が発生する。)

W3.JS Hide & Showとonclickで、特定クラスを表示/非表示する、絞り込みボタンを作る方法

調べたところ、W3.JSライブラリには『Hide & Show』という、指定クラスやidを表示/非表示するファンクションがありました。onclickで処理実行する感じにすると、想定した感じになりそうです。詳しくは以下の公式ページも見てみてください。

下準備~W3.JSを読み込む

まずは、ライブラリを読めるようにします(フッターにasync属性つけて読み込み)。固定ページで使いたかったので、条件分岐(is_page)で出力するようにしました。ダウンロードしてテーマ内にアップしましたが、cdnで読み込む形にしても大丈夫です。

クラス指定し、button onclickに複数処理(全部隠す&指定クラス表示する)記載

つけたいページはSSFの曲がアップされているページで、『サブジャンル指定して~』というのをやりたかったので、『trance/trapなど、サブジャンルのクラス』を要素につけました。また、このdivに、前に適当に作った『respobox』というクラスが全部ついていたので、これも使うことにします。

ボタン部分です。『w3.hideで隠すのはresponboxクラス』『w3.showで指定クラス表示する』という二つの処理を『;』で区切って書きます。CSSクラス指定のためこの書き方ですが、id属性を指定することもできます(’#trance’のように記載)。

おまけで、『respoboxのついた要素を全部表示する、絞り込み解除ボタン』も実装しました。これがあると、わざわざページをリロードしなくても、元の全部表示されている状態に戻すことができます。

W3.JS Hide & Showとonclick絞り込みボタン 動作例

それでは、さっそく動作例を見てみましょう。元の状態では、el01~24番まで表示されていて、項目が多くページが長くなっています。

『trapクラス』だけ表示させてみました。5番と24番だけ表示。

『tranceクラス』で絞り込むと、トランスの曲だけ出ます。意外にトランスの曲は多いですね~。

あとがき・まとめ

  • W3.JSには、指定クラスやidを表示/非表示できる『Hide & Show』という機能がある
  • button onclickに複数処理記載で、『全部隠して、指定クラスだけ出す』という形になる
  • この形式だと、(全部表示で)ページをリロードしなくても解除できる

まとめると、こんなところでしょうか。ライブラリ自体も軽く、クラス分類さえちゃんとやっておけば、サクッと実装できます。『フロントで多い項目を絞る』というのを検討されている場合は、ぜひチェックしてみてください。


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