カンタンに曲をお洒落にできる『ダイアトニック・セブンスコード』4パターン紹介
| 更新: 2024/02/17 | 1591文字
今回は、コード進行で、理屈的にはわりと簡単でありながら、『サウンドの雰囲気変えるのに効果的かな』という内容をお話いたします。手法はダイアトニックセブンスコードで、よくあるパターンを7度まで積んだものを、4パターン紹介します。お洒落サウンドにはコードも重要ってことで、さっそくみていきましょう。
目次
『ダイアトニック・セブンスコード』とは?
『ダイアトニック・トライアド(調性内/キー内の三和音)』と同じ系統の言葉。管理人が読んでいる理論書『コンテンポラリー・キーボーディスト(アマゾンで5000えん)』でも使われており・・・ キー内の音を4つ積んだ(7度まで)という意味です。 『ドミナントセブンス(ⅤでⅠに解決する、長三度・短7度を持つ和音)』とは混同しやすいのでご注意ください。
よくあるコード進行を、ダイアトニック・セブンスコードにしてみる
ここでは、よくあるコード進行をダイアトニック・セブンスコードにしてみます。オーディオデータは『前半トライアド(三和音)後半(四和音)』で、前半は和音べた打ちだけど、後半は和音の響きからインスパイアされてリズムやアルペジオがはいってきます。
超基本!フルケーデンスⅣ-Ⅴ-Ⅰ
基本中の基本ともいえるコード進行ですが、7度まで積んで『FM7・G7・CM7』とすると、ちょっとお洒落になります。
ユーロビートやjpop・jrockなどの王道!Ⅳ-Ⅴ-Ⅵ
上記のジャンルで頻繁にみられるコード進行です。7度まで積んで『FM7・G7・Am7』に。ルートの進行は良く聴いたことあるけど、なんか雰囲気違うというのは、ダイアトニック・セブンスコードやテンション効果かもしれません。
オールディーズ時代からの定番!Ⅰ-Ⅵ-Ⅱ-Ⅴ
『CM7→Am7→Dm7→G7』の進行です。 これも昔からあります。1930~40年とかそこら?(管理人生まれてません涙)。速いテンポで2拍などでチェンジすると、それっぽい感じに。
(追記)定番・テンション入れればjazzも行ける Ⅱ-Ⅴ-Ⅰ-Ⅳの4度進行
『Dm7→G7→CM7→FM7』の進行です。 ⅣからⅡは循環しませんが、このⅡ-Ⅴ-Ⅰ-Ⅳも、ダイアトニックセブンスコードでやると雰囲気がでます。管理人は手癖で9thが入るボイシングをよくやりますけど、7thまででも、洒落た雰囲気がします。ルートポジションだと少し音域が飛ぶので、転回を入れてください。
あとがき・まとめ
- 三和音の上に、キー内の7度を積んだものをダイアトニック・セブンスコードという
- 基本的なコード進行も、ちょっと洒落た感じの響きになる
まとめると、このようなところでしょうか。トライアド(三和音)で作ってみて、『なんかものたりないなー』というときは、ぜひ7度まで積んだコードも使ってみてください。
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