【和音・リズム】The ChainsmokersもCloserで使用、ドミナントがシンコペする、ユーロビート進行
| 更新: 2024/02/17 | 1488文字
今回は、音楽のお勉強でリミックス作ってたときにみつけたコードねたを紹介します。歴史上『現代音楽やプログレがウケなかったこと』『バップ系ジャズが衰退したこと』に対するアンサーは、『シンプルに』です。今回のもかなりシンプルな和音についてですので早速見ていきましょう。
目次
ユーロビート進行とは?
ヨーロッパで流行った80年代のユーロビート、さらに日本に入ってきて90年代のパラパラユーロ、さらにV系ハードロックなどにも多用されたコード進行です。
j-pop内では、間にⅢの和音(Cキーでいうと、EマイナーやEドミナントセブンスなど)が入り、『王道進行・j-pop進行』などともいわれます。しかし、『Ⅵが強拍にくることにより発生する、圧倒的なキャッチーさ』で、こちらもおすすめです。王道進行と比べて、Ⅲでワンクッションおく感じがないという理由もあります。
ユーロ・jpop王道コードに関する、当サイト過去記事
(過去記事)コード王道進行(j-popによくある)を、ダイアトニックテンションでリッチ&ジャジーに
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(過去記事)カンタンに曲をお洒落にできる『ダイアトニック・セブンスコード』4パターン紹介
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お題曲 The Chainsmokers/Closerのコード進行ってどうなの?ポイントになるシンコペとは?
The Chainsmokers/Closerのコード進行をチェック!
上記のPVの曲。再生回数は6億回以上と、世界的に大ヒット。進行は以下のとおりです。
海外のコード進行サイトではC#などと書いてあるものもありますが、♭表記が正しい表記です。Fマイナーは#系のキーではありません。
シャープ/フラットがないキーになおしてみるよ。シンコペもカッコいい!
シャープ/フラットがないキーに移調するとこんな感じです。上記のユーロ進行ですね。 しかしポイントは『ドミナント部分のハーモニックリズムが短い(1.5拍)かつ、シンコペ(タイで強拍とつないで、弱拍にアクセント)』という点です。
(追記)16分でシンコペコードチェンジするかんじの、管理人作サンプル曲
著作権フリー曲サイトSSF用に作った楽曲です。 Closerではドミナントを喰うという形でしたが、さらに発展させて、コードチェンジポイントを多めに。ゆったりテンポでも少しスピード感が出る気がします。
あとがき・まとめ
どちらかというと『コードチェンジリズム』に関する項目かなとも思いました。シンコペは小節頭を食うだけでなく、『4拍目に別コード入れて食う』というのもなかなかカッコいいかなと思います。
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