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The Chainsmokers風、メロディック・トラップ(trap)ってどう作る?

更新: 2024/02/17 2404文字

今回は、ヘヴィ音苦手な管理人が、2時間くらいで話題ジャンル作りに挑戦する企画です。 画像はそれっぽい雰囲気の画像です。海外のMV、こういうのばっかりです。ここ数年、ビルボードのチャートや巨大フェスなどでも取りあげられているジャンルですが、具体的にはどういう感じかをみていきます。

■トラップのジャンル的特長を、実際の曲を聴いて確認

音楽ジャンルの『trap』は、ヒップホップなどから派生してEDMなどと混ざりながら誕生したジャンルといわれています。 ヒップホップ風の、BPM遅めだけど重いリズムセクションに、バウンスやbig roomみたいな派手なシンセパートを加えるのもポイント。ビルボードチャート上では、The Chainsmokersみたいな歌メロを前面に出したスタイルも人気です(2015~2017くらいのトレンドになっていそうです)どんなサウンドかは、実際に動画サイトでチェックしてみましょう。

■Trap Music 2017 🚀 Bass Boosted Best Trap Mix

https://www.youtube.com/watch?v=Ar8QqHmuM18

youtubeで適当に『trap music』などとキーワードを入れていたら出てきた動画。約1時間の、トラップ曲をあつめたDJミックスです。これで連続して、お茶でも飲みながら聞いていると、ジャンルの特徴がつかめてくるでしょう。

■The Chainsmokers & Coldplay – Something Just Like This (Lyric)

closerなどが世界的大ヒットしたThe Chainsmokersも、トラップ要素を取り入れています。上記の『BPM遅めだけど重いリズムセクション・派手なシンセ』という特徴はそのままに、 落ち着いたverse(Aメロ)→Chorus(サビ)→シンセ&トラップパートみたいなメロディ重視です。

■あんまり分かっていない(笑)管理人が、メロディック・トラップに挑戦!

なんでメロディックをつけたかというと、ただゴリゴリ重いだけだと対応できない恐れがあるからです。管理人はこういうのガチで苦手なんですが、『あえてやってみることは、セルフイメージ向上につながる(ここが今回の記事で一番大切です。)』ということもあるので、さっそくやってみましょう。

■verse(Aメロ)は、シンプルな楽器で伴奏しよう

バッキングのパートは、ごくごく普通のエレクトリックピアノにしました。ただし、filter gateで周期にあわせてフィルターが動くようになっています。これで、セクションに応じて(最初の1まわしはエフェクトをかけないなど)かかりかたを調節し、シンプルなトラックを工夫します。

■リズムセクションは、キックが重めキットを

アビーロードドラムキットとか、BFDバンド風とか、ドラムキットも良いんですが、リズムマシン系で、キックが重めのものをチョイスするとよいかもしれません。ここでは、ni/battery4を使用しました。ベースなどは、キックの帯域と少しずれるように、被っている部分をイコライザーなどでカットするとよりよく聴こえます。

■ビルドアップ後のテーマのシンセは、派手めの音色を

EDM派生ジャンルということで、派手めのシンセもポイント。Reaktor roundsで、ギラギラしたリードを。ベンド・ポルタメントで音程調整や、伸ばす部分と短く切る部分を上手く使ってもokです。 B・C・Dとかのパートも重ねて行ってもよかったんでけど、Aの部分ですでに4パートユニゾンで厚くなっていたので、B・C・Dなどはつかわなくても十分でした。あとは曲の構成・歌詞を考えたり、ボーカルトラックを処理したりします。

■管理人が作ってみた、メロディック・チル・トラップ

こんな感じになりました。エレクトリックであるとはいえ、今までのEDMに比べたら、かなりおとなしいサウンドといえます。つまり地味(笑)しかし、このくらいシンプルなほうが、実は汎用性が高いので、著作権フリー曲素材サイトにのせます。

上記の、vocaloid歌入り版

https://www.youtube.com/watch?v=WpQ1uTMyOFQ

歌つきでもなんとかなりそうです。

どちらかというと海外クラブ系なので、日本でブレイクするかどうかはわかりませんが、メジャーのアイドルユニット・ダンスボーカルユニット・ボカロP(しかし、ネットクリエイターには既に取り入れている人がいる)などが取り入れ始めれば、トレンドになるかもしれません。 手法の一つとして覚えておいて、タイミングを見計らって投下してみてもよさそうです。


【カテゴリ】- 楽曲アレンジ・ミックス
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