リバーブのかける帯域って?高音域・低音域でどんな違いがあるの?
| 更新: 2024/02/17 | 1306文字
今回は、使用頻度が高いエフェクターの操作方法についてです。リバーブで、低音域・高音域とか操作できるのか、それによってどんな効果になるのでしょうか?さっそくみていきましょう。
目次
■今回の使用リバーブエフェクターを紹介
今回使ってみるリバーブエフェクターは、waves『Renaissance Reverb(ルネッサンスリバーブ)』です。わりと低価格な、ルネッサンスバンドルにもはいっているので、高いwavesのなかでは、入手しやすいかと。 複数種類はいっているリバーブ成分の高級感もそこそこ良いのですが、帯域を指定して(リバーブ・イコライザー、右上の部分です)かけたりできるので汎用性が非常に高いといえます。
■リバーブ低音域かけた版と高音域かけた版を比べてみよう
ここでは、帯域ごとにリバーブを調整してみます。わかりやすいよう、少し強めにやってみます。実際にはこの量でかけることはあまり無いと思われます。
■かかっていない状態
protoolsセッションに入っていた、適当なパターンです。なんの変哲もない、普通のリズムパターンですが、これにいろいろなセッティングでリバーブをかけてみます。
■低音域を強め、高音域をカットしてみる
500hz以下あたりから思いっきりブーストし、それより高い帯域をカットしたパターンです。ちょっとこれは(wet30というのもあるので)やりすぎです。低音が『ごわぁーーん』と鳴っていて、聴きにくいといえます。
■高音域を強め、低音域をカットしてみる
上記の例とは逆に、1100hz以下をカット、それ以上をブーストしてみました。 高音の余韻が、それにより少ししゃりしゃりします。聞き苦しさは先ほどよりはマシでしょうか。 しかし、低音のふくよかさとかがさびしい感じはするので、単純にバッサリ切ればよいというわけではなさそうです。
■全部の帯域フラットにかけてみる
どちらか極端よりは雰囲気が良さげです。あとは空間サイズや時間、wet量などで調整しつつ、お好みの帯域を微調整すればよいかと思います。
ちょっと極端にやりすぎましたが、リバーブも帯域を気にしてみると、楽しいかもしれません。選ぶとき帯域指定可能かも、チェックしてみてもよいと思います。
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