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WordPressで車販売サイトが作れる『Car Dealer, Classifieds & Listing』・英語なのでネックも

更新: 2024/02/11 2045文字

今回は、もはや何でもある感じのWordPressプラグインで、『車販売サイトを作ることができる』というものを紹介します。高機能とはいえ、海外製で表記などがややこしいところもありました。ポイントとなる機能のほかに表記などでの対応を見ていってみましょう。

車販売WPプラグイン『Car Dealer, Classifieds & Listing』とは?

海外のWordPressテーマデベロッパー製の、車販売や在庫管理に使えるプラグインです。カスタム投稿タイプやフィールドを使って、この手のサイトを作ることができますが、プラグインインストールでサクッとできるのがポイント。

ただし、2021年現在、日本語対応されてないようです。『MPG(ガソリン1ガロン当たり走行マイル)』『VIN(車両識別番号)』のような表記なので、カスタマイズできるとよさそうです。

車販売WPプラグイン『Car Dealer, Classifieds & Listing』のポイント

投稿タイプなどを自動で作ってくれる

ブログなどのメインループ内に、車製品ページが混ざってくると、結構使い勝手がわるくなります。このプラグインは『listings』という投稿タイプを自動で作ってくれます。なお、投稿タイプ自体は、パラメーターさえ押さえておけば、WP組み込みファンクション『register_post_type』を使えば、サックリ作ることができます。

商品個別ページに必要なカスタムフィールド(値段や燃費など)を作ってくれる

データベースを確認したところ『postmeta』のテーブルに、燃費や値段などの、車の商品ページに必要なカスタムフィールドを作ってくれていました。つまり、商品詳細ページで『id指定してget_post_meta』で、各種フィールドを出力できるということです。

商品個別ページでの表示はこんな感じになりました。全部のフィールドは埋めていません。画像は1枚しか入っていませんが、別のフィールドもあるので複数入ります。動画用のフィールドもありました。

試乗予約(SCHEDULE A TEST DRIVE)もok!

特にポイントになりそうな機能は試乗予約。投稿タイプ『test_drive_request』が予約で、この記事のカスタムフィールドに『name・email・phone・date』が格納されます。

英語表記でわかりにくい点はどうするか?

英語圏だったら、あまり問題にならないかもしれませんが、日本で使う場合は『全部英語表記』というのがネックになりそうです。プラグインのページを見たところ、2021年1月現在では『日本語翻訳状況:進捗0%』だったので、他に方法があると良いかなと思います。ここでは2例あげてみます。

プラグインのテンプレートをカスタマイズ

テーマ側のfunctions,phpでフックかけようとしたんですけど(プラグインアプデ対策)、フック名がわかりませんでした。テンプレートをカスタマイズで、フロントの表記は何とかなります。ただし、アプデで該当のファイルがアップデートされた場合は、カスタマイズが消えることもあるので、注意が必要です。

プラグインを参考にして、自分でテーマを作る

フィールドなどをどのように使っているかは押さえられたので、『自分で専用のテーマを作ってしまう』というのも手です。複数の画像を、javascriptのスライダー・swiperのタグ内に出力してスライドみたいなのを入れても、見栄えがよくなるのでお勧めです。

あとがき・まとめ

  • 車販売WPプラグイン『Car Dealer, Classifieds & Listing』は、無料のわりには非常に高機能
  • 英語表記がネックであり、日本語翻訳も全く進んでいない
  • テンプレートをカスタマイズや、自分でフィールドを参考にして作るという手もある

まとめるとこんな感じでしょうか。カスタムフィールドなどを扱ったことがあると、構成はつかめると思いますので、実際に使うかは別として、参考になさってください。


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