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ダンスミュージックでEDM→ADMの動き・ADMの特徴や、とりまく状況を確認(2021追記)

更新: 2024/02/17 2281文字

今回は音楽のトレンドについて取り上げます。たぶん日本でブレイクするのは2年後ですが、個人的に好きなので別にブレイクしなくてもイイかなと思いますが、どういうものなのか、さっそく見ていきましょう。なお、管理人が作ってみた、アコースティックダンス楽曲もあります(評論家ではないので、語るだけでなく、なるべく自分もやってみるスタンスです)。

(*2021の状況を踏まえて追記もあります。)

EDM→ADMトレンドとはどういうこと?

ADMのAは、『アコースティック』!

block.fmの、音楽ユニットMAKOのアルバムリリースでいわれたのが、用語としてはっきり使われた例かもしれません。bigroomやバウンス系といった、爆音パリピ向けEDMブームが落ち着き、The Chainsmokers(落ち着いてる系トラップ)や、 kygo(トロピカルハウス)、そしてこのユニットと続いたところ、トレンドをあらわす言葉として発生したと考えられます。わかりやすいキーワードがあったほうがsnsハッシュタグや検索タグとしても機能します

ADMユニットMAKOの楽曲の傾向とは?

Mako – Our Story

Mako – Our Story』アルバム収録曲ですが、2014年公開。その時期なのでADMとしては派手めとはいえ、ヴァース部分をストリングスセクションとクリーントーン系アルペジオで思いっきり落とす音作りは、ADMトレンドを予感させます。このころは爆音EDM多かったです。なお、日本のMACO – love letterはPVが雰囲気ちょっと被ってる気がしますが2016年です。

Mako – Smoke Filled Room

2016年。しっとりピアノで始まる楽曲。2番はアコギカッティングがカッコいい。ディケイ短めのpopなメインシンセはGalantisなどにも通じる感じ。

追記:2021年の状況、気になったところ・ダンスミュージックトレンド

エレクトロ系

2021年現在、このシーンについて『世界では(bigroom/バウンスなど)EDMブームは沈静化』し、『日本のインターネット音楽界でも、2010年あたりから大量に発生したDTMクリエイターがEDM風楽曲を投下して、完全に飽和した市場となった』というような状況になっています。ジャンルも国内・国外で細分化していますね。

基本的に『エレクトロ系をやれば、サクッと再生回数を取れるということは無い』んですけど、NCS(NoCopyrightSounds)などでは、登録者がそもそも多いので、今でもリリースされ、聴かれています。

アコースティック系

2021あたりまでで、『ADMが超流行った』という実感はないですけど、少し面白い動きが。audiojungleなどの素材販売サイトで人気の曲に、ADMぽい雰囲気の曲が増えているかと思います。『Uplifting Corporate』みたいなキーワードが付いていて、動画利用者向けです。

そのほか、billboard-hot100とかに載るのは、この手のジャンルではだいたい『クリーンギターでファンキーなカッティング入れたやつ』とかだったりしますね。

あとがき・まとめ

  • EDM(エレクトロ)→ADM(アコースティック)というトレンド変遷が話題にされていた
  • ADMという言葉はMAKOあたりから使われ始めた
  • ADMが爆発的に流行ったという感じはないが、素材サイトなどで人気になってきている

まとめると、こんなところでしょうか。大きいフェスがあまりできない社会情勢とはいえ、動画素材などで定着化していくのではと思います。

おまけ・管理人が制作した、ADMを取り入れた曲・リミックス紹介

この記事用に作ったオーディオデータはないんですけど、soundcloudやyoutubeを探してみたところ出てきました。著作権フリー曲サイトSSF用に作った曲が何曲かあります。おまけとしてご紹介します。

著作権フリーBGM・楽曲素材~acoustic dance music(アコギダンスミュージック)

著作権フリー音楽素材サイトに載せた曲です。アコギのループを中心に組みました。シンセサイザーは控えめです。

house03-melodic house

https://www.youtube.com/watch?v=wZEfhdgdPDk

フリー素材サイト用。シンセはあまり出てきません&ドラムキットもバンド用(kontakt/Abbey Road Drummer)。メロディがcelloで、伴奏はアコギやピチカートとか、そんな感じです。ADMとはちょっと違いますが、参考までに。


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