【コンパクトピアノ】軽くて小さいピアノという新ジャンル・ローランド『GO-61P GO:PIANO』ってどうなの?
| 更新: 2024/02/17 | 1860文字
今回は、すでに似たスペックの鍵盤持ってたから買わなかったけど、楽器屋(近所のしまむら楽器)で弾いてたらイイ感じだったキーボード・ピアノのお話をします。 メーカーはRolandの、『GO-61P GO:PIANO』という製品。ピアノ系のわりには軽いノリのネーミングセンスも魅力です。スペックや出音をみていきましょう
目次
GO:PIANOの音色や出音を、YouTubeでチェック
まずは公式サイトであったYouTubeを発見。ここで音色などをチェックしましょう
GO:PIANO: The Quality Piano You Can Play Anywhere
これは音色や操作方法紹介というよりは、製品のイメージを伝えるプロモーションビデオ。ピアノの音はたぶんコレ。 『どこでも気軽にピアノが弾ける優雅な生活』がイメージされています。インスタグラムでフィルターをかけたような、淡い色合いの映像も魅力。
Introducing the Tones” Roland GO:PIANO #02
こちらは操作や音色紹介。ピアノ専門機なので、搭載音色数は少な目で定番中心。肝心のピアノ音は、少しダンパーペダルレゾナンスが足りない気がしますが、カラッとした音なので、バンドピアノなどにも使えそうです。EQ設定次第では、左手をガンガン使ってもベーシスト担当フレーズに干渉しにくいとかそんなカンジ。
ローランド『GO-61P GO:PIANO』のスペック・鍵盤タッチ・活用方法は?
GO:PIANOのスペック
・ピアノ音色10音色を搭載40音色内蔵
・最大同時発音数128音
・61鍵ピアノタイプ(象牙調)の新鍵盤
・877mm 3.9kg
・USBマイクロBタイプ(MIDI対応)
最大の特徴は軽さです。3.9kgはだいたい、ペットボトル2本とおつまみ・カップラーメン・惣菜パン3個くらいを買ったときの袋の重さです。61keyとはいえ、これでピアノ系キーボードが持ち運べるなんて、良い時代になりました。
ピアノ系って事は、鍵盤タッチはどうなの?
フルサイズのピアノみたいにしっかり重いというわけではありませんでした。しかし鍵盤を押す瞬間手応えが軽く入るくらいの重みで(88鍵盤midiキーボードみたいなタッチ)、他社のシンセ・ポータブルキーボードの鍵盤より、かなり高級感があります。
サイズの関係でストロークも浅いので、鍵盤の戻り・指を上げるスピードなどの点で優位性があり、速いテクニカルフレーズなどにも対応できそうです。
■活用のしかたはどうする?
ピアノタイプとはいえ61鍵盤コンパクトサイズ、電池okなどから『気軽にサクッとピアノ』『ライブキーボード』としての活用方法がベターです(PE’Zみたいなバンドやるときにも有利かも)。
逆に、『ロマン時代・印象派時代のクラシックピアノ大曲』(例:リスト・ショパン・ラヴェルetc)などをやろうとすると、確実に鍵盤が足りなくなります。カンパネラとか無理です(笑)
また、入力用に使う場合はusbを使います。そのほか、aux inもあるので、オケをプレイヤーで流し、ここにつないで、ピアノとミックスしてスピーカーから出力してもよいでしょう。 スマートフォンをメインでデータ保存に使っている場合は、Bluetooth接続もおすすめです。
管理人的レビュー
管理人がバンドやってたころは少し鍵盤重めのピアノ用途キーボード・しかも軽いというのはなかったので、もう少し後に生まれればよかったかなと思いました。こういうのがあるから。昔はデジタルピアノも重くて大変でした(涙)。
お茶やコーヒー(または酒(笑))飲みながらサクッとジャズピアノ弾くときとか、小規模ライブスペースやインストアライブなどの場数を稼ぐアーティストプロモーション作戦では、あると便利なキーボード(ピアノ)といえるでしょう。
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