【ポータトーンをナメんな】YAMAHA(ヤマハ)新モデルキーボード・PSR-E363・生音が良いのでほしい
| 更新: 2023/10/27 1592文字

今回は、YAMAHAのプレスリリースで新製品をチェックしたので、よどばしカメラで試奏してみました。 PSRの型番ということは、シンセサイザーやピアノではなく、エントリーモデルのポータブルキーボード(ポータトーン)です。ハイスペックではないかもしれませんが、場合によっては入手してもよいかもしれません。さっそく特徴をみていきましょう。
目次
出音などをデモ動画でチェック
公式(Yamaha Corporation)で、デモ演奏を公開していました。ライブキーボードというよりは、スプリット連弾やパターンに合わせてフレーズを弾くなど、教育目的色が強め。
しかし、いくつかの音色についてはここで確認できます。派手シンセ系はないけれど、値段(20000ちょっと)のわりには生音を丁寧にサンプリングした様子がうかがえます。グランドピアノのパッチは、さすがバイクとピアノは世界的にも知名度が高いYAMAHAの本領発揮といったところです。ピチカートやミュートギターの音もミドルがふくよかで高級感があります。
YAMAHA(ヤマハ)PSR-E363のスペック・音色配列・鍵盤タッチなどはいかが?
主なスペック
幅945mm・重量4.6kg 音源方式:AWMステレオサンプリング 最大同時発音数:48 プリセット音色数:574(197パネル音色+18ドラム/SFX+20アルペジオ音色+339XGlite) エフェクト:リバーブ12種・コーラス5種・マスターEQ6種・ハーモニー26種
といったところです。はっきりいってワークステーション系キーボードに比べると見劣りします。しかし生音系中心でライブとかで弾いたりする分には、まったく問題ありません。ただし、管楽器はベンドホイールがないので注意です。
音色配列は?

パッチが574個もあるので、ここで気に入った音色の番号を覚えとくか、紙に書いて貼っといて、テンキーで呼び出すと良いでしょう。テンキー横には、並び方が書いています。
最初の197パネル音色は、midi規格に近い順番(ピアノ→オルガン→ギターみたいな)で並んでいます。そのあと、『サウンドエフェクト→リズム→アルペジエーター用パッチ→複数レイヤーしたコンビネーションパッチ→基本XGパッチ』みたいな並びでした。
それぞれのカテゴリーに複数のパッチがあって、中にはマニアックなものも。例えばオルガンなら『purple』とか、『ドローバーフル』『ドローバー16+○○』といった感じ。これはハモンド弾いてないとわかんねーだろ、と突っ込んでおきます(笑)
鍵盤タッチはいかが?
コレに関しては、普通の軽いキーボードタッチです。ただしおもちゃ屋に売ってるものよりはカパカパしないので弾きやすいです。こだわる方は、少しバネで重みがかかる『ピアジェーロ』などのほうが良いでしょう。
管理人的レビュー
2万円くらいのポータブルキーボードだからといってナメてはいけないツールとの感想をもちました。YAMAHAはピアノメーカーだけあってピアノのサンプリング技術も高いので、それメインの使用であればOKです。
シンセ系が非常に弱いのが欠点ですが、バンドだと意外にこれ系は使わないので安心です(トランスとかやりたい奴はDAWに行っちゃう)。20000円のキーボード&革新的・超絶プレイで、30万円のプロ向けワークステーション使ってる対バンより目立てます!

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