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『not provided』検索キーワードを調べる~携帯キャリア検索やサーチコンソール

更新: 2024/02/16 1603文字

『not provided』検索キーワードを調べる~携帯キャリア検索やサーチコンソール

今回は、最近完全に定着してしまった、『検索キーワード:not provided』のときでも、キーワードを調べてみます。 キーワードはユーザーを知るヒントにはなるけど、分からないと大変です。しかし、個人がトラッキングできない程度で、ある程度はわかりますので、さっそく方法をチェックしていきます。

検索キーワード『not provided』とは?

2013年後半あたりから、セキュリティーやユーザープライバシーの観点から、googleが検索画面にSSL通信を使ったことにより起こった現象です。これにより検索キーワードを取得できなくなったので、googleアナリティクスで見ても『not provided』と出るようになりました。

その後、yahooやbingなども追随して、主要な検索エンジンでは写真のように検索キーワード『not provided』と表示されています。キーワードを使ったwebマーケティングを行っていると、困る点の一つです。

こんな時代でも、検索キーワードは調べられる・キーワード取得できる事例

だからといって、アナリティクスを見ないのももったいないので、いくつか取れる事例を見ていきます。入り方は(googleアナリティクス使用時)、メニューの『集客→キャンペーン→オーガニック検索キーワード』というように見てみます。

キャリア・プロバイダ検索は、スマホ相手でもキーワードが取れる

調べ方は『集客→参照元でキャリア検索を選ぶ→プライマリディメンション右の欄でキーワード』で調べました。『au one』『search.smt.docomo』『楽天サーチ』などではキーワードが取れているようです。

au one』だと、数は多くないけど出ました。 全体的に、ゆるいキーワードが多い印象。嫌いじゃないですよ、こういうユーザー層(笑)

search.smt.docomo』は月に160件くらいは来てます。 全体的に『トレンド・話題になったキーワード』が多いようです。

google経由でも、キーワードが取得されていることがある

しかし、ごくまれにgoogle経由でも、キーワードが取得されていることがあるようです。

いろいろ区切っていきました。osのバージョンなど。管理人が調べたところ、どうやら『PCからのアクセスで、リファラ渡している場合がある』ようです。これについては、原因がまだわかっていないので、現在調査中です。リクエストヘッダーとか調べたりしようかと思います。(分かった方はtwitterで教えていただければ幸いです。)

googleサーチコンソール

『どのユーザーが、どのキーワード使ったか』とか、突っ込んだ調査には使えないけど、全体的な傾向なら『googleサーチコンソール』が便利です。『クリック数・表示回数・CTR・掲載順位』は常に同時表示して、総合的にチェックします。

あまり古いデータには使えない(チェックできる期間が過去90日まで)なので、何らかの形で保存しておくと良さそうです。

おまけ:googleサーチコンソールで、特定のキーワードがモバイル・PCどちらが強いか調べる方法

例えば、『●●●ってキーワードは、モバイル/PCどちらで表示が多いの?』というのを知りたいことがあるかもしれません。そういう時は以下のようにして調べます(似たような意味ですが、キーワードは作り手側が指定するワード・クエリはユーザーが入力するワードというような違いがあるそうです。)。

上のメニューで『クエリ』を選ぶと、キーワードがずらっと並んで出てきます。その中から、調べたいものをクリック。

その後、『デバイス』を選ぶと、指定したキーワードでのモバイル/PC/タブレットでのクリック数・表示回数・CTR・掲載順位をチェックすることができます。このキーワードはスマホがやや強くて流入数は多いけど、あまり実績にはつながらないものでした。このキーワード対策を強化するのではなく、PCに強いキーワードでコンバージョンを狙う、というような戦略も取れます。

キーワードが分からなくてなかなか大変な部分もありますが、上記の手法でキーワードやユーザーをしっかり知っていただければと思います。


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