音声セミナー・講座・音楽視聴をサイトに実装できる、HTML5 audio要素を使いこなそう
| 更新: 2024/02/16 | 2465文字
今回は、管理人もこのサイトやお仕事受付サイトで使用している、便利なHTMLタグを紹介します(オーディオ)。

目次
■HTML5 audio要素とは?
■そのまま!webサイトにタグでオーディオ再生機能を埋め込める
HTML5規格より登場した比較的新しい要素です。名前の通り、HTMLタグで『オーディオ再生機能』を、webサイトにつけることができます。しかもわりとカンタンに。
昔は(対応ブラウザが少なかった頃)、複雑なJavaScriptとかでオーディオプレイヤーを組んだり、flashで再生プレーヤー作ったりしていたので、行程が減ってweb屋的にもラクになりました。
■PCブラウザ・スマホ対応状況
mozillaディベロッパーのサイト https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTML/Element/audio に規格について書いてあり、ブラウザ対応についても述べられています(下のほう『ブラウザー実装状況』)。
コレをみる限り、最近のブラウザではほぼ対応できているとのこと。モバイルのAndroidに『?』って書いてありますが、管理人のスマートフォン(Android)や、IOSエミュレータでも動作したので、スマホもOKです。
ただし、ios(ブラウザ・モバイルsafari)、Androidのバージョンによっては、コントローラーの表示が異なるなどの事例が確認されていますので、古いバージョンのスマホを使っているユーザーが多い場合は注意してください。 『https://www.google.co.jp/search?q=スマホ+audioタグ』 (googleで検索してみました)
一番注意するのがIE(インターネットエクスプローラー)ですが、9以降とのこと。11ではプレイヤー表示できました。
ブラウザシェアでIE8~9などのユーザーは合わせて数%なので、ほぼすべてのユーザーに対応可能です。『オーディオファイルに直接リンク』なども用意しておくと、古いIEユーザーも大丈夫です。てかこの層は、PCこわれたりしたら、そのうちMicrosoft Edgeに移行しそうです。
■HTML5 audioは、どのような業種・ジャンルのサイトに使えるの?
■音声セミナー・コンサルティング
音声がのせられるので、『成功に必要なマインドセット』『集客の心得』みたいなのを語って録音し、サイトにのせることができます。
図や資料、身ぶり手振りが入る場合はYouTube、音声のみでどうにかなるならaudioタグと使い分けましょう。
■教室・レッスン(語学・音楽)
ぶろぐ記事部分にワンポイントレッスンを書き、オーディオで補足することにより、語学や音楽レッスンのサイトにも使えます。
『発音記号見ても覚えられないなら聴いて覚える』『譜面見てもわからないから、聴いて覚える』コレでOKです。
■ミュージシャン・音楽クリエイター
コレは説明不要なので省きます。
■HTML5 audioの実装方法
■通常のwebサイト
まずはHTML5のドックタイプ宣言を、HTMLの一番上に。
HTML5ドックタイプ宣言は『<!DOCTYPE html>』と書きます。
なぜかというと『5』からの機能につき、HTML4やXHTMLだと動くかわからないからです。(ちなみにドックタイプ宣言が4でも、ブラウザが『タグが5だ』と判定するかは未確認です。やってみようかな時間があれば。)
オーディオタグを入れて、再生させたいオーディオファイルのURLを指定します。
『<audio src=”音声ファイル場所” controls></audio> 』のように。
コレは事前にサーバーアップしておきましょう(mp3やwavが載らない無料サーバー、かつオーディオファイル置き場がない場合は使えません)。ちなみに後ろの『controls』は、『コントローラー表示する属性』です。ここには絶対『autoplay』と書かないように!
載りました。管理人のサイトにつけるとこんな感じになります。
ちなみに、IE11だと
プレイヤーがでっかくなります(笑)
■ワードプレスタイプ
ワードプレスでのHTML audio実装はめちゃくちゃ簡単です。アクセス状況によってHTML5やFlashになったりすると、どこかに書いてありました。
プレイヤーで再生させたいオーディオファイルを、メディアライブラリにアップロード。
個別記事や固定ページ編集画面で、
任意の場所でメディア追加でオーディオを選ぶと、オーディオプレーヤーのタグが入ります。
以上。
このサイトはワードプレスタイプにつき、こちらの方法でやっています。
↑上記のタグでワードプレスに入れるとこうなります。
■あとがき
とりあえず、HTML5 audioブラウザ対応や付け方、利用例などをサクッとみてきました。 音声ファイルを使って、利用客に分かりやすいサイトにできそうな場合は、ぜひ導入を検討してください。
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【タグ】- audio(html5)