スマホページ高速表示のための、CSS圧縮方法まとめ
| 更新: 2024/02/16 | 1978文字
今回は、読み込み速度を速くしてwebページ(特にスマホ版)を高速表示するために、CSSをエディットしてみます。なぜCSSの圧縮するとよいのか・どのような方法があるのか、をチェックしていきます。
目次
なぜCSSの圧縮が必要か?
googleのPageSpeed Insights(ページ表示速度測定)での調整する項目に、『CSSのサイズ縮小』というのがあります。画像や動画にくらべたらサイズは小さいから(数キロバイト~数十キロバイト)PC回線ではそれほど気になる項目ではありません。
しかしスマホページ表示速度測定に関しては、『キャッシュ・javascript読み込み』などと並んで、速度にかなり影響を与える項目となっています。特にこのサイト(WordPressタイプ)は、カスタマイズ前のテーマによって、『外部読み込みCSSが超長い』というのがあったので、いろいろな方法でCSSを小さくしてみます。
いろいろなCSSの圧縮・縮小方法
いらない機能のレイアウト制御するCSSを削る(WordPressテーマ・ブログテンプレート)
WordPressテーマ・ブログテンプレートなどをカスタマイズするとき使えるテクです。 例えば、『検索フォームいらないかな』となったとします(SSL化したんでつけてもイイけど)。その部分のレイアウトを制御している部分をカットします。
RSSもメニューにリンク貼ったので、ボタンのCSS(10行くらい)をカットしました。また、wpのカレンダーも使用していないのでCSSをカットしています。『実は必要だった』とかならないように、注意しながら作業を進めます。
CSSの書き方を短く変える
例えばこのサイト(WordPress・スティンガーテーマをカスタマイズ)にある『blogbox』というところを見てみます。 もともとのCSSはこんな感じでした。記事タイトル下の日付などをくくっている枠ですね。
border-top-width: 1px;
border-top-style: solid;
border-top-color: #666666;
border-bottom-width: 1px;
border-bottom-style: dotted;
border-bottom-color: #666666;
margin-bottom: 20px;
padding: 5px;
}
しかし『点線枠で全部くくってもイイかな』ということで、このように短縮。borderのwidth,style.colorはまとめて書けます。(dottedは点線。solidは通常の線。)
border: 1px dotted #666666;
margin-bottom: 20px;padding: 5px;}
同様にpaddingやmarginなども、以下のように短縮しました(上・右・下・左と、時計回りに書く)。
padding-right: 10px;
padding-bottom: 12px;
padding-left: 10px;
↓
padding: 15px 10px 12px 10px;
CSSをgzipファイルにしてサイズ小さくする
CSSをgzipファイルにして、上記のhtaccessで読み込ませて、読み込みサイズを小さくするというのもやりました。
行ったあとは、『Gzipチェッカー』でヘッダーをチェックし、gzipが読み込まれているかをチェックします。 https://lab.syncer.jp/Tool/Gzip-Checker/
あとがき
上記のテクは、このぶろぐやお仕事サイト・お取引先さまに発注いただいたサイトなどに使っていました。 このぶろぐに関しても、初期のテーマをただ設定して、ヘッダーにpngとかデカい画像つけたり、javascriptでくるくる回るタグクラウドウィジェットやってたときよりは、スマホ版もかなり高速化しています(スマホページスピードが昔45点でした笑)。
今回はサイズ縮小がメインでしたが、非同期読み込みとかもやってみたいと思います。