【WordPress】All in One SEOバージョン4.0から変更点が~SEOスコアはどのように上げる?
| 更新: 2024/02/11 | 3780文字
今回は、WordPressプラグイン・All in One SEOについて取り上げます。自動更新にしている方は気づくかと思いますが、バージョン4.0から、インターフェースや機能が大きく変わった模様です。変更点などを押さえつつ、新しく追加された『SEOスコア』なども、上げる方法を見ていきましょう。
目次
All in One SEOバージョン4.0以降概要
WordPress管理画面・インターフェースは結構変わって、モダンな印象に。ダッシュボードからAll in One SEO公式に接続・登録して分析みたいな機能も(管理人はまだ使っていません)。個人的に『WPダッシュボードの中に、またプラグインダッシュボードみたいな入れ子』は好みじゃないけど、うまく使いこなして、検索エンジンにサイト情報を正しく伝えましょう。
◆All in One SEO公式(英語)
https://aioseo.com
サイトマップ使い勝手は、そんなに変わらない印象
インターフェースはかわりましたが、サイトマップ機能については操作感が大きく変わった印象はありませんでした。記事追加後に更新しなくても、サイトマップに記事が追加されている状況です。
プレビューボタンでそのまま実際のサイトマップ『ドメイン〇〇/sitemap.xml』を確認できます。『ニュースサイトマップ』『動画サイトマップ』を使いたい場合は、pro版を検討しましょう。
urlの正規化(link rel=”canonical”)は、設定がなくなっているけど出ている
前のバージョンのAll in One SEOです。urlの正規化(link rel=”canonical”を出力)は、設定しないと出ませんでした(たまにテーマが出してくれる場合があります。どこから出力されているかはチェック必須)。
しかし新バージョンでは『一般設定→カノニカル URL』がなくなっており、設定しなくても出るというのが確認できました。テーマ・本体で出力するのでAll in One SEOカノニカル出力を使わない場合は、フィルターフックを検討しましょう。
ただし、バージョン4からは『プラグインのファイル構成』『フックやファンクション名』などで大幅な変更が発生しています。バージョンに合わせて書く必要がありますので、この記事のラストのほうにまとめたいと思います。
◆aioseo_canonical_url(公式・フィルターフックでcanonicalを除く例) https://aioseo.com/docs/aioseo_canonical_url/
ローカルSEO機能は有料pro版
追加のローカルSEO機能は、有料pro版でアンロックされるようです。ローカル向けにリッチスニペットとか自分で設定する・またはローカルは狙わないなどの場合は、特に使わなくて大丈夫です。
SEOスコアが出るようになった(一覧・個別記事 TruSEOスコア)
前までのバージョンから大きく変わった点と言えば、SEOスコアが100点中〇〇点で出るようになったことでしょうか。 『一般設定→アドバンスド→TruSEOスコアをon』で表示するようになります(管理人の状況では、デフォルトでオンになっていました)。 記事一覧部分とか・・・
個別記事編集ページにも。ある程度、検索エンジンへの最適化を意識してやっている人は、ポイントが頭に入っていると思いますが、忘れることもあるので、チェックしながらやれると助かるかもしれません。
All in One SEOのTruSEOスコアは、どのように上げる?
バージョンアップがほんとに最近だったので適当に書いていたんですが『100点中92点』みたいなスコア(TruSEOスコア)が出てきたので、このスコアを上げるコツをチェックしてみました。 例え100点を取ったとしても、狙ったキーワードで強力なライバルサイトが多数いれば、急にアクセスが上がることはありません。とはいえ、継続して意識的に書いていくと、長い目で見れば検索流入が上がると思います。
文字数(ある程度まとまった数字が必要)
90点以上出た記事では、『文字数が7000文字近くある』という状況でした。段落や関連コンテンツでも判定しているようです。ポイントは『ある程度まとまった文字数・関連性のある写真や動画&オーディオで補足・段落や見出しを使って、まとまりを意識し読みやすく』というところでしょうか。
記事個別に適切なタイトル・ディスクリプションが設定してある
検索エンジンへの最適化では定番とされる『記事個別に適切なタイトル・ディスクリプション』です。新バージョンAll in One SEOでは、デフォルトでは『抜粋を入れる変数』みたいなのが入っていました。これはクリックしても消えません(メニューが出ます)が、『カーソルあててバックスペース』で消すことができます。消したら個別に、記事にあったディスクリプションを設定します。
ページ分析で、リンクもチェックしよう
下のほうに引っ張っていくとある『ページ分析』。長さ・文字数のほかに『リンク』も判定ポイントに。適当にリンクを貼ればよいというわけではなく、『関連性のある、サイト内の記事へリンク』『記事の内容を補足できる、外部のサイトへのリンク』などがベスト。
管理人はテンプレート内に『ジャンルが近い関連記事や、同じタグを持つ記事』などを表示させますが、これは判定ポイントにはならないようです。あくまで『本文中のリンク』ということです。
おまけ1・All in One SEOバージョン4からの構成ファイル・フック名などの変更
前の段落で少し書いた『フック名』についてですが、All in One SEOバージョン4からの構成ファイル・フック名などの変更がありました。直接カスタマイズというより、フィルターフックでやることが多いと思いますが、一応おさえておきます。
構成ファイル変更
旧バージョン・新バージョンでのプラグイン構成ファイルです。新しいほうは、フレームワークで作ったような構成になってる気が。かなり変更されていますね。直接プラグイン本体を弄るタイプではないですが、アクションフックかけたくて特定ファンクションとかを探すときは、ちょっと面倒かもしれません。
フック名変更(新しい版ではpがなくなっている)
各種カスタマイズサイトを検索して気づいた点。新バージョンではフック名が変わっています。2020より前のサイトだと、『旧バージョンのフック名』で書いてあるので、『一文字違っていて動かない』というのが発生しそうです。『新バージョンフック名かどうか』も注意します。
◆aioseop_canonical_url(hookr.io/ 前のバージョンフック名)
http://hookr.io/plugins/all-in-one-seo-pack/2.3.9.2/filters/aioseop_canonical_url/
◆aioseo_canonical_url(バージョン4以降公式)
https://aioseo.com/docs/aioseo_canonical_url/
おまけ2・All in One SEOバージョン4 TruSEOスコアは、100点出る?
結論から言うと、TruSEOスコア100点は出ます。 文字数も判定ポイントですが(最低3000くらいは必要かも)、『ページごとの個別タイトルとディスクリプション』『関連性がある、記事内の外部・内部リンク』なども重要かなという印象を受けました。
WordPressの高機能テーマをつかったメディアサイト(IT系企業が運営していることが多い)が検索エンジン上位に出てくることがおおいけど、『こういったポイントを日ごろから意識している』からだと思います。
あとがき・まとめ
- All in One SEOバージョン4.0から、ローカルやSEOスコアなどの機能が追加された
- SEOスコアは『文書量・関連補足コンテンツ・見出し段落などの構造・個別に適切なタイトルとディスクリプション・本文中のリンク構造』で上げることができる
- 構成ファイルやフック名が変わっている点は注意
- ポイントをおさえれば100点はでる
まとめるとこんなところでしょうか。検索エンジンへの最適化に取り組んでる方は、すべて見たことがある項目だと思います。数値と、実際にユーザーが見たときを想定して読んでみてチェックというように、両方で意識的に取り組めると良いと思います。
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