Googleがスマホ表示速度をランキング要因にすると発表・サイト制作者/ユーザーの対策は?
| 更新: 2024/02/16 | 1884文字
今回は2018年1月に、Googleの検索順位に影響する内容が公式に発表されたので、概要や対策をチェックしてみます。 googleの検索順位も大事かもしれませんが、開発者にもユーザーにも、表示スピードを上げて、快適に使ってもらう方法はありますので、さっそく見ていってみましょう。
目次
Googleの公式発表は?簡単に言うとどんなこと?
『ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します』を見てみよう
2018年1月18日に投稿された、googleウェブマスター向け公式ブログでアナウンスされました。『ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に』というのは、2018 年 7 月より実施するとのことです。このあとも、『モバイル ファースト インデックス登録』などが実行されており、モバイル重視の流れは変わらない様子。
ページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素に使用します(webmaster google)
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html
簡単にいうと???
- ユーザーに本当に遅い体験を提供しているページのみ影響
- ページがどのような技術を用いて制作されたかにかかわらずに、同じ基準で判定
- ページ読み込みが遅くても高い順位になるのは、検索クエリと関連性の高いページ・ユーザーに魅力的なページ
数値で具体的に言われているわけではないですが、すべてのページというわけではないようです。『本当に遅い体験』とあるので、ページスピードインサイト(速度チェックツール)でいうと、赤シグナルが出るくらいかと推測されます。
『ページがどのような技術で作られているかにかかわらず』については、レスポンシブ(PC/SPで共通url&htmlで、レイアウト変動)や、デバイスによるページやCSSの切り替え、静的htmlかPHPか、といったのに関わらず『遅いもんは遅い』というような適応のしかた。
だからといって、遅いページはすべて下げるわけではなく、『ユーザーが見たい・検索クエリと関連性の高いページ』については、そのまま上位になるということです。
サイトの表示を早くするには?
(開発者側)サイト高速化テク
表示を速くするには、以下のようなさまざまなテクニックが利用されます。
- JavaScript To Footer(orスクリプト非同期読み込み)
- テーマ切り替え
- リダイレクトなし正規URL
- CSS圧縮
- 各種ファイルのキャッシュ
- (動的に生成されるサイトの場合)PHPバージョンアップ
- サーバースペックをパワーアップ
これについては、いくつか管理人が試してこのサイトに記載しておりますので、チェックしてみてください。 /archives/tag/サイト高速表示
(おまけ)ユーザー側もサイト表示スピードを気にするなら、スマホの高速ブラウザを使おう
こんなこというとgoogleには悪いんですけど、ぶっちゃけ『スマホ用のgoogleクロームって、わりと遅い』んですよね(笑)。与えられる検索結果だけではなく、自分の環境もスピードアップしましょう。
アプリダウンロードサイトでは、高速・軽量なスマホ向けブラウザがいっぱいあります。管理人は最近viaブラウザに切り替えましたが、シンプルでgoogleクロームより速いので、そのまま使っています。
あとがき・まとめ
- すべてというわけではなく、『本当に遅い体験を提供しているページ』など、変動は限定的
- 2018年7月よりと、猶予期間がある
- ユーザーが見たい&検索クエリと関連性の高いページは遅くても上位
- 高速化テクはいくつかある
- ユーザー側も、与えられる検索結果だけではなく、ブラウザを変えたりして高速化できる
今回の話題をまとめるとこういうところでしょうか。とりあえず、速さだけが絶対的な指標ではないようなので、ユーザーが見たいコンテンツを吟味しつつ、『なるべく速くする』というところを意識していくと良さそうです。どっちかだけではなくて。
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