コード進行~Ⅰに対して、不協和な増4度の音程が使える3パターン紹介
| 更新: 2024/02/17 | 1077文字
今回は、コード進行表とか見たり、曲聴いたりしてると『?』ってなる音程の和音を取り上げます。たぶん一番不協和な音程とされるものですが、効果的に使えるかもしれません。『CキーでいうとF#』を、効果的に使える3パターンを、さっそく見ていきましょう。
目次
音に対する増4度の響き、Cキーの増4度とは?
まずは、いちいち説明するより、譜面と音で確認しましょう。C音に対する増4度はF#。一緒に弾いてもバラして弾いても、一般的には不協和な音程とされています。これが不協和に聴こえなくなってきたら、変態の仲間入りです(笑)
C調性内(ダイアトニック)の和音では、F#ルートっていうのは出てきません。(ただし、G7など、増4度音程を含む和音はあります)このキーでF#音って使えるのでしょうか?
CキーでF#音(トニックに対して増4度)を使える事例
セコンダリードミナントとか
管理人的なおすすめはこれですかね。ドミナントGに対して、畳み掛ける感じが出ます。
または、セコンダリ裏コード
裏コードはガイドトーン(3・7)が同じです。FにいくときC7(ド・ミ・ソ・シ♭)を挟むけど、それとガイドトーンが同じ裏コード。
パッシングディミニッシュに
上がるディミニッシュを挟むのはそんなに不協和な感じがしません。きちんと和音を解決させればOKです。
あとがき・まとめ
- 一般的に、Ⅰに対する増4度音程(CのときF#)は不協和とされている
- セコンダリー・セコンダリ裏・パッシングなどの進行で混ぜると、うまく響く
まとめると、このような形でしょうか。不協和な音程でも意外に使える感じはしましたので、(使いすぎるとクドいけど)上手くタイミングを見計らっていれてみてください。
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